投資情報を学ぶ

経済というものほど流動的なものはないでしょう。ですので、投資で儲けようと思うのなら、常に投資のために最先端の経済情報を追いかけ続ける必要があります
株式市場では、我々「個人投資家」の他に、「外国人投資家」と「機関投資家」がいます。両者とも、私たちとは持っているお金の額が桁違いです。そのため、彼らの動向次第で株価の大勢が決まってしまうと言っても過言ではありません。
現に、多くの暴落は外国人が、一挙に多くの株式を売ったことによるものが多いと言われています。
株式投資は、誰もが儲けることは出来ません。長期的な視野に立った投資を行えば、失敗しにくいとも言われますが、何年も先のことは誰にもわかりません。
もちろん、ある程度時間をかければ個人投資家でも安定的な成果を上げることが出来ると思います。統計に基づいたアセットアロケーションを考えた資産運用なども、合理的な方法だと思われます。
しかし、その場合は良くも悪くも市場平均のリターンしか得られません。もし個別銘柄への投資で大きく儲けたいと考えるのなら、本当に意味のある知識と技術を身に付けるべきだと思われます。
それには、時間をかけて学ぶか、お金をかけて学ぶ必要もあると思われます。

投資と投機の違い

投資とは、その会社の一部を買って、オーナーとなることです。オーナーと言ったら、あたかもスゴイことのように聞こえますが、株を買うと自然にオーナーということになるのです。
例えば、その会社が発行している株数の20%を買えば、その会社の権利の20%はあなたのものということになります。あなたは、20%分のオーナーなのです。
この「投資」では、株を長期にわたって保有することで、会社が成長するなどして株価が上がり、みんなが儲けることができます。
たとえば、Aさんが100円で買った株を、株価が上がったのでBさんに200円で売ります。さらに株価が上がって、こんどはBさんが300円でCさんに売る…という具合です。
では、「投機」の場合はどうなのかというと。投機とは、「株を保有する、会社の一部を買う」のではなく、「株をヤル」という感覚になります。
つまり、株を次から次へとっかえひっかえして、その差額で利益を稼ごうというものです。投機では、長く持つのではなく、その瞬間に上がるのか、それとも下がるのかが大事で、ギャンブルに近いものがあります。そこに会社の成長などは関係ありません。あるのは、常に変動する株価だけです。

景気のサイクル

景気の良し悪しは具体的にはどのような指標で判断されているのでしょうか。大まかに分類すると、それは企業の設備投資の動向であったり、雇用や家計の消費活動の状況、あるいは物価の動きということになります。
景気が良くなり需要が増加するとの見通しが立てば、企業は設備投資を行ったり、雇用を増やしたりして、より積極的な活動を行うようになります。
そして先行投資に見合うだけの利益を確保できる見通しが立てば、それは従業員の給与や株主への配当に反映され、結果として家計の消費活動を活発にします。
消費者のマインドが向上すれば、物価の下落傾向にも歯止めがかかり、企業は(利益の上がる)適正な販売価格を設定できるようになります。このような景気のサイクルが回り始めることで、足腰の強い景気活動が営まれるようになるのです。

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