金利と為替の関係
これからFXなどに挑戦しようとお考えの方は、金利と為替の関係について考えたことはあるでしょうか。
金利と為替の関係に注目が集まり始めたのは、80年代に入り、「レーガノミックス」の一環として、米国が高金利政策を打ち出した頃からだと言われています。
その高金利政策が、結果として、大幅なドル高をもたらしたことから、為替マーケットにおいても、「金利」に対して注目が集まるようになりました。
加えて、オーストラリアドル、ニュージーランドドルやポンドなど、現在「高金利通貨」と呼ばれ、当時も金利の高かった通貨に対しても、金利に着目した需要が高まり、相場を押し上げる要因になりました。
その後、90年代に入ると、日米間の金利差に着目した「キャリートレード」手法がヘッジファンドなどで主流となり、その円売り需要によって、ドル/円は140円台まで大幅に下落する局面もありました。
このように、これまでの経緯を振り返ってみても、「金利動向」は、為替マーケットに対して大きな影響を与えていることがわかります。