インカムゲイン

株式を保有することで得られる収益は大きく分けて2種類あり、それらは「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」と呼ばれています。
本来の株式の意味で得られる収益は、「配当金」や「株主優待」になります。これらは株式を保有していることで得られるもので、その企業の成長の度合いによって変動する為、多いときもあれば少ない時、全く無い場合も有り得ます。
これらの収益のことを「インカムゲイン」と呼び、株価による損失分を無視すれば、基本的にプラス(収益)になり、±0の場合はあっても、決してマイナスになることはありません。

株式会社には、経理上の決算日の他に、配当金や株主優待の受け渡しを決定する「権利確定日」が設定されています。
その権利確定日に、その企業の株主名簿に記載されている株主に対して、それぞれのインカムゲインが配給されることになります。

キャピタルゲイン

本来の株式の収益とは異なりますが、一般的にメインの収益となるのが「キャピタルゲイン」と呼ばれる収益です。
この収益は、株価の変動による差額によって得られる収益で、大きな収益を上げられる反面、株価が下がった場合には、「キャピタルロス」と呼ばれる損失にもなり兼ねません。
株式投資には「ハイリスク・ハイリターン」の一面があると認識されているのは、このキャピタルゲインというハイリターンと、キャピタルゲインと言うハイリスクを併せ持っている為です。
基本的には「安く買って、高く売る」という売買方法によってその差額を収益としますが、「空売り」という信用取引によって「高く売って、安く買う」という売買方法によって収益を出すことも出来ます。
キャピタルゲインは、株価の変動によって収益を出すため、予想とは逆に株価が変動した場合には、損失になってしまいます。

日本株・外国株

各企業が発行する株券を大きく分けると、日本の企業が発行している「日本株」と、アメリカや中国などの外国の企業が発行している「外国株」に分けることが出来ます。
日本との繋がりが強いアメリカ株も人気のようですが、最近では、成長率の高さや潜在的な国力などから中国やインドのなどの株も注目を集めています。
ニュースなどの各メディアで注目の外国株が取り上げられていることから身近に感じ「儲けられる」という誤解を招くようなふれこみによって、外国株を買う人が増えているようです。

しかし、その国や企業に詳しい人なら別ですが、何も知らないような初心者がテレビや雑誌などの情報を鵜呑みにして外国株に投資をするのはオススメできません。
株式投資とは、多くの情報を収集・分析をして綿密な計画の元に売買を行うことで収益を上げることが出来る取引です。

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